2024年7月6日は『蟹座の新月』

新月のメッセージ

1番大事な本質部分はなかなか見えないものだ、と知っておいて。

2024年7月6日の午前7時58分、蟹座で新月となります。人目を気にすることなく日常を楽しみ、誰かと喜びや豊かさを分かち合おうとする傾向が出てきます。その姿はマイペースに暮らしているように見えますが、じつは「夢や理想を追いかけた末に悟りの境地に達した」とか「がむしゃらに頑張ってきたからこそのんびり過ごしたくなった」といった事情が隠されています。

この境地にたどり着いた人達は『今を楽しむこと』に没頭できますが、「ゆっくりするなんて認められない」「夢を諦めたようで納得できない」と思う人達は、この流れに抵抗したり見ないふりをしたりするかもしれません。
しかしながら悟りに達した人達も、楽しみながらも「平凡な生き方をするのが良いのか? それとも夢を追うのが良いのか?」「今の社会のどこに問題点があるのか?」など答えの出ない議論を続けているのです。それを理解できたなら『みんな迷っていることや不満に思うことがあるんだ』という共感につながりますが、議論しにくい雰囲気だったり、そういう議論があること自体に気づかなかったりしがちでしょう。

それでも多くの人が、コミュニケーションを通して価値観のすり合わせをしたいと考えます。周りとのギャップを埋めて、対等に議論を戦わせることができるようになりたいと考えるのです。1度やれることをやりきった人は、自分が正しいと思う道をまっすぐに主張しようとします。

ただ、無理にでも白黒はっきりさせようとする、「わかってもらえなさそうだから」と話の途中で黙ってしまう、などの極端さも出てきます。6月22日の満月で『来る者拒まず去る者は追わず』とお伝えしましたが、この時期はそれが難しくなるのです。もし相手の反応を恐れる傾向があるなら、感性が鋭くなっているために傷つきやすくもなっているんだ、と意識してみると良いでしょう。
何かを悟るような体験は、そもそも特殊なものです。独創性を主張することは良いことですが、たとえ仲間内(同じ体験をしたい人同士)であっても要点をしぼり込んで伝える必要があるでしょう。焦らずに、みんながその情報を応用できる形に落とし込んでみてください。