後ろ髪を引かれても立ち止まらず、あなたが思うことを行動に移せ。
2025年11月20日の午後3時47分、蠍座で新月となります。なんとなく続けてきたこと、「そろそろ区切りをつけないとなぁ」と感じながらも引き延ばしてきたことに対して、きちんと見直すべき時期。あなた自身そうすべきだと自覚していますし、区切りがついたら精神的にもホッとできそう。また、心の奥にある「どうして私は今までのことを見直したいのか?」「私はどう変わりたいのか?」をはっきりと言葉にして他者に伝えられる状態にもなっています。
そんなあなたを引き留めようとする誰かが現れるかもしれません。その相手にとってあなたの考えは簡単には受け入れられず、表立って反対してこない場合でも「そんな深刻に捉えなくても……。もっと気楽でいいじゃない」「今まで問題なかったんだから、このままでも大丈夫でしょう」などと答えてきそうです。
しかし、情にほだされてズルズルと後回しにしてしまうことはお勧めしません。結局は不満を溜め込んだり、「やっぱりあのとき決断しておけば良かった!」と後悔することになったりするでしょう。『迷うくらいなら行動せよ』がこの時期のキーワードです。湧き上がってくる気持ちがあれば、それに従って一生懸命やってみること。あなたの背中を強く押す出来事(勇気を出して行動せざるを得ないと感じるような出来事)が起こる可能性もあるので、そのときは後ろに下がらず挑戦していくこと。
今回の新月では、太陽・月・水星・木星・土星が水の星座でグランドトライン(大三角)を形成。そこに天王星が加わることでカイト(凧)という星の配置になっています。星同士がお互いに影響し合い、何らかの大きな変容を生みそうです。それは主にあなたの人間関係に対するもので、『心から好きだと思える人達と豊かな時間を共有したい。そこを私の拠り所にしたい』と改めて感じたり、『一緒にいるべきではない人や、私を大切にしてくれない場所にいつまでも執着してしまっていないかな?』と考え直したりする機会を与えてくれそうです。
他者との関係性を考えていく中で、「私って本当はこういう人間なんだ!」と気づく体験をする、自分自身のふるまいや生き方をアップデートしていく、などもあると思います。ただし、カイトを形作る星のうちの4つ(水星・木星・土星・天王星)が逆行中です。しかも、4つの星はそれぞれが入っている星座の出口に近い場所にあります。次のステージに近づきつつも、元来た道へと揺り戻されて、『思うようにいかない感覚』『変化していくことへの抵抗感』が強くなる傾向が出やすいでしょう。足踏み状態だと感じても焦らずに、自分自身との対話を続けてみてください。

