2025年6月11日は『射手座の満月』

満月のメッセージ

集団意識に打ちのめされる体験をするかもしれないが、見切りをつけて前進する。

2025年6月11日の午後4時44分、射手座の満月となります。満月の直前、6月10日の朝には木星(幸運の星)が蟹座入りしました。木星はこのまま約1年間、蟹座に滞在することになります。柔軟で自分の気持ちに正直な蟹座的なイメージが、この先1年くらいの空気感としてフワッと広がっていきそうです。
また、今回は【北半球で最も南中高度が低い満月(Major Lunar Standstill)】でもあります。南の空のいつもより少し低い位置を月が通り過ぎていきます。同じ現象が前回起こったのは2006年で、約18.6年ぶりのことです。

周りからの影響にばかり気を取られていると、直感力が麻痺して自分の声が聞こえなくなります。プレッシャーがかかるのは同じでも、『あなた個人の気持ち』『あなたにとって実益になること』側に意識を引き戻せているなら、それなりに楽しめていると感じられるでしょう。ただし世の中の集団意識・同調意識が強くなっている時期でもあるので、何かをやり遂げたい人や個人的にレベルアップを目指したい人にとっては、思ったことを自由に実行しにくい雰囲気かもしれません。

誰かが一生懸命に話していることを、「そんなことどうでもいいじゃない」「みんなは○○だと思っているんだから、それが正しいんだよー」と軽くあしらってしまう場面が出てきそうな気配もあります。“みんな”と同じだと安心だし、自分であれこれ考えなくてもいいので「とりあえず身を任せて従っておけばいいんだよ。そうすれば人間関係も円満だよ」という価値観です。
このような体験をした誰か(自分の考えを話そうとしていた側)は「よくわかったからもういいよ」と、その場所や相手にこだわるのをやめて離れていくかも。離れていく人からは、“みんな”という言葉の裏に特定の人物による「こういう意見を持つべきだ」という押し付けがあると見えていますから、ある意味『見切りをつける』気持ちで離れていくことになるのです。

他者から期待されている役割や、「この場所では○○でなくちゃいけない」といった義務感に意識が向いているうちは、『私らしく生きるってどういうことかな?』とはなかなか考えづらいでしょう。じわじわと浸食されて、ふと気づいたときには周囲の色に染められていたり、過重労働に追い込まれていたりする可能性もあります。
あなたが将来的に目指したい方向性がはっきりしているなら、心を乱されることなく「これこそ私がやりたい事なんだ!」という気持ちで突き進んでください。怯まずに一歩ずつ前に進むことで、具体的に何をすべきかも見えてくるでしょう。人との付き合い方(あるいは人間関係そのもの)が変わっていくことを恐れなければ、新しい友達や仲間とのご縁が生じてきそうです。まずはあなた側から心を開いて、親しく交流するためのきっかけを探してください。過去に受けた心の傷や挫折した経験を、この時期のあなたは強いパワーに変えることができます。そうすることであなたの土台となるもの(心の拠り所のようなもの)にも、何らかの大きな変化が出てくるかもしれません。