2025年8月23日は『乙女座の新月』

新月のメッセージ

完璧でなくていいので、できることからやっていく。

2025年8月23日の午後3時6分、乙女座で新月となります。今回の新月は、1つの季節(夏至~秋分までの間)に4回ある新月のうちの3回目であることから【ブラックムーン】と呼ばれます。新月には“何かを始める”“物事をリセットする”などの力がありますが、ブラックムーンではその力がいつも以上に強まっています。

また、太陽と月に対して、土星・海王星・冥王星がヨッドと呼ばれるY字のアスペクトを形作る位置にあります。冥王星は2024年11月に、土星と海王星は2025年の春に星座移動しており、世の中の流れを大きく変えてくる可能性のある星たちです。ただしこれら3つの星はすべて逆行しているので、未来に向かう流れが一時的に停滞しているか、流れに抵抗する動きが出ているように思われます。
このような情勢が太陽と月にもダイレクトに影響してくる状態で、今後これまでとは異なるアプローチを取るために自分自身を整理し直して、計画を立てておきたくなるかもしれません。オリジナリティを出したいと願いながらも、理想どおりの形にするのはなかなか難しく、折り合いがつかずに悩みそうです。しかしながら、今は完璧でなくてかまいません。まずはあなたの目の前に見えていること、理解できていることから手をつけていきましょう。

「私自身の考えをもっと妥協することなく伝えたい。そうじゃないと意味が無い」といった気持ちになりやすい時期でもあります。その一方で、「こんなことをしたら周りの人の迷惑になるかな。浮いてしまうかな」などと感じて人の目を気にするあまり、自分がやりたいことを遠慮してしまってモヤモヤする傾向もありそうです。
周囲と穏やかに付き合いたいという思いは大切ですが、相手がにこやかにあなたの話を聞いてくれるような接し方・気持ちの伝え方には様々な方法があるのだと、楽観的に捉えて行動してみてください。あなたに好意的な相手側から役に立つ情報やアドバイスをもらえる可能性もあります。ただ、あまりにも選択肢が増えすぎると、かえって迷ってしまってどうしたらいいのかわからなくなりそうなので、適度にセーブすることを覚えましょう。

将来に向けて何らかの計画を立てるにせよ、自分の気持ちと他者への配慮との間でうまくバランスを取っていくにせよ、「もっと○○したかったのにどうして進まないんだ!」「なんでわかってくれないの?」などとイライラしたりする必要はありません。『自分は何をやりたくて、どんなゴールを目指したいのか?』について、あなた自身が理解を深めるのは大切ですが、他者にそのすべてを伝えることは難しいですし、ある程度レベルを下げて説明しないとそもそも理解できない状態です。だからこそ、上記のとおり“完璧でなくていい”のです。すぐに評価してもらえなくていい、あなたの取り組みそのものも荒削りでいい、という気持ちでいてください。世の中の流れが停滞している感じは当面続くので、焦らずにゆっくりと進んでいけば大丈夫です。